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漢方たなうぇぶ>GOぶろぐ>ごう先生の独り言>しなやかさ

しなやかさ

「しなやか」
上品なさま、たおやか、しなうまさ、弾力にとんでたわむさま。
「しなふ」
草木が重さでたわむ、風に吹かれてたわみなびく、などの事をいう。

今、「ココロ」にも「カラダ」にも「しなやかさ」がたりない人たちが多すぎるように感じる。
力がかかってもポキンと折れない、そんな「しなやかさ」を育む健康作りを一緒に考えていきたい。
きっと、とても大きな支えとなってくれると思う。

先日お客様から教えていただいた。
なんでもすぐに治そうとすることがかならずしも良い事ではないことを。
自分がみなさまにお話すべきことなのに、漢方の勉強に偏ってばかりいて、人の体のことをつい忘れがちになってしまう。
そうです。治るにはそれなりの時間が必要なのです。
漢方の様々な書物にも、そのような事が多々書いてあります。
例えば、風邪は6〜7日ごとに症状が変わっていきますよ、とか。

山の木々を伐採してしまった。さてその山が再び大木に溢れる様を見ることができるのは、はたして何十年後、何百年後であろうか。
変化に要する時間というのは、こういうレベルの問題であろう。
人の体とて同じことであります。

「ココロ」の事も「カラダ」の事もそうではないだろうか?
私はそう思えてならない。

先日も当店で漢方の不妊治療をされているかたからオメデタのご報告をいただいて、とってもうれしかった。
このご夫婦の成功の秘訣は、いつまでに子供が欲しいと期限を決めなかったことであり、「カラダ」をいかに良い状態とするかに、専念されたことであろう。
卵子がどうとか、子宮内膜はどうとか、排卵がどうとか、いう問題が先なのではない。

自殺者が増えている。
「ココロ」がポキッと折れてしまったのではないだろうか。
大小はあれど、人それぞれ様々な負担を抱えて生きている。
現代社会とはそういうところである。
「しなやかさ」を育むことを一緒に考える方が身のまわりにおられなかったのだろうか。
そのような事を知る「本」に出会えなかっただろうか。
「しなやかさ」とはある種の「余裕」なのかもしれない、と今書いていてふと思った。

末期がんの方が、じっくりと静養され、カラダを立て直す漢方薬を服用していただき、がんが消失するというこはしばしばある。
がんを発病されて、抗がん剤を治療に使っている方が、薬のせいもあり著しく体力が落ちた。そんな時に体力を高める療法をご提案すると、漢方治療の甲斐もあり、徐々に体力はついてくる。
がんをゼロにすることはほとんどできないけど、意外と安定するもので、がん細胞と共存共生ができるのでは、と思っている。
すると再び抗がん剤の治療が始まる。とたんに体力はがっくりと低下てしまう。
そんな様をみていると、「しなやかさ」を保つことなどは到底できな、と思えてならない。
この時期流行する「インフルエンザ」など流感によって命を落とす危険性が高い。

そもそも「がん」も生きているから生存本能があり、上手に共存する道はあるというのが私の持論であります。
たたいて、たたいて、これでもか、これでもか、としてばかりで果たして「しなやかさ」は保てるのであろうか?

目先のこと、原因究明とピンポイントでの治療、には限界は必ずあると思う。
くさいものには蓋をしたがる、そんな日本人器質から、一見理路整然としたスマートな方法は好まれて当然である。しかし、医療や人間、病気、心といった問題は、きっともっと泥臭く、ある意味では汚く、大変な事象であるのではないかと考えています。

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