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漢方たなうぇぶ>GOぶろぐ>心(ココロ)の病>「うつ(鬱)」

「うつ(鬱)」

日本経団連が今春闘の経営者の考え方の指針を示す「経営労働政策委員会(経労委)報告」で、「メンタルヘルス(心の健康づくり)の重要性」を取り上げた。

「心の病」で仕事を長期間休む人が増えているという現場報告もあり、貴重な戦力を失うケースも出ている。
その損失を金額にすれば国内で年間一兆円との試算もある。
企業はこの問題にどう向き合っていくべきだろうか。

はたまた、そのように長期に「心の病」で休む人たちに対するケアは、現在の医療の現状だけで対応できるものなのでしょうか。

カウンセリング医療が、欧米のように充実していない日本の保健医療の穴をつく形で、今急速にその必要性が取りざたされている。
また、精神科領域、心療内科領域、の医療の充実も必要とされているが、現状ではそのほとんどが3分診療(表現がよくありませんがどうかご理解のほど・・・)による薬物投与が対策の柱であることには変わりはない。

企業の損失も問題だけれども、「心の病」でお悩みの方々が、どのように社会復帰していくか、「心の病」とどのようにつきあっていくか、という事が一番大切なのではないだろうか。
損失を試算しても「心の病」が治るわけではない。

長期で休むことは、さらなる職場復帰を困難にするわけで、休んでいる当人がだんだんと辛くなってくる。

病人とつきあっていくと、こんな感覚にとらわれることはないだろうか。
「これだけ休んでいるのだからいい加減に治ってもいいころなんじゃない?」
最初は心配しても、それが長期にわたると周りの人々はうんざりとしてしまう。

だからどうにかして治そうという方向性を考えていかないと、病で悩んでいる人の精神状態は益々悪化してしまう。
「心の病」は自分の力で治っていく、つまり自然治癒に頼る以外に方法はない。
回復していくきっかけなど様々で、ケースバイケースなのであり、どうにか簡単にできるものではない。

しかし、そこまでぼろぼろになる前に、前兆があった段階で対応することもある程度はできるのではないかと思うのです。
その人、それぞれは、みな違う状況の中で生きているわけで一概には方法論などは提案は本来できないのだけれど、アップアップになる前に何らかの注意信号は必ずでていると思います。

私は「心の力」は「心臓」にやどる「神」の力であるという、漢方の生体観を重要視しています。
「心」の力をサポートする漢方薬や生薬をオススメします。

また、五臓六腑にそれぞれ宿る感情があり、どんな感情が多く湧いてくるのかによって、ウィークポイントが更に判別できます。
その弱っている臓腑を支えることが漢方生薬である程度は可能だと思うのです。

一例をあげますと、
あるかたは極端に「決断力」が鈍ってしまっていたそうです。
迷って迷って仕方ないのです。
仕事に差し支えるそうで、私は「胆」が弱っていると判断し、「胆」に「気」を補う処方をおすすめしたところ、2〜3ヶ月して調子がよくなってきたそうです。
「胆力」なんて言葉もあると思いますが、精神的な力も色々な種類があって、どんなところが弱っているのかをよく観察することが必要だと思うのです。

ストレスが多くかかっている人には、そのストレスの重圧に負けないようにするために、「牛黄」製剤や「麝香」製剤をよくオススメします。
人それぞれ異なる五臓六腑の弱っているところに基本的なささえとなる漢方薬とあわせてオススメすることが多いのですが、服用開始より調子がよくなられる方が割りと多いのです。

これからの時代は「メンタル漢方」に助けていただくことも必要なのではないでしょうか。

あとは食事です。
「心の病」でお悩みのたいがいの人たちは、食事に大いに問題がある場合があります。
食べているものを記録していただき、その改善を一緒に考えるようにしています。

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