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熱性けいれん

風邪をひいて熱が高くなると「熱性けいれん」を起こすお子さんはとても多い。
そばにいるお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、にしてみればとても心配なことでしょう。

現在の医療現場では抗けいれん薬であるジアゼパム、場合によってはフェノバルビタールやバルプロ酸ナトリウムなどの薬が使われております。
座薬や経口剤となっています。

「熱性けいれん」をはじめて経験した場合には応急的に「抗けいれん薬」を速やかにご使用されるべきだと私も感じます。
しかし風邪をひくたびに何度も繰り返して「熱性けいれん」がおきる場合には、いざおきてから慌てふためいて「けいれん止め」ばかりに頼るのではなく、そうならないようにしてあげたいとは思いませんか?

「熱性けいれん」は筋肉や筋が、発熱により異常収縮する病状です。
プロスポーツ選手でも試合中に筋肉がつることがあります。
運動で筋肉がひきつるケースは、筋肉に酸素や栄養が行き届かず、老廃物が蓄積するような過酷な状況に陥ると「けいれん」が発現するのです。

「熱性けいれん」の「けいれん」が発症するのもメカニズムは同じです。

そもそも風邪をひいてしまうような体調というのは、体に余裕がない状態です。
感染からの回復と免疫細胞の増強に発熱をするためにエネルギーを大量に消費すると、筋肉や筋を滋養することができず「けいれん」に至ります。

漢方の世界では「陰虚証(いんきょしょう)」の一つの兆候です。
つまりは発育過程にあり、未だ身体が未発達故に体力の幅が小さいのが、発症原因の本質であるといえます。

肉体の成長に伴い「けいれん」を起こすことは減ってくるとは思いますが、今を大切にして極力「けいれん」を繰り返さないようにすることが、成長には必ずプラスになります。

ちなみに、「熱性けいれん」を起こしやすい「陰虚証体質」に特有な日頃のバイタルサイン(自覚症状)は、
・ねあせ
・鼻血
・手足があつい
・便秘
・お腹が痛くなりやすい
・身体がちいさい
・暴れん坊 多動
・感情の起伏が激しい
・睡眠時間が短い
などです。

一見すると元気そうなよく動くお子さんでも、本質は子供特有の虚弱があり、「落ち着く力」ないと私は考えています。

漢方薬や栄養療法により発育成長のサポートができると、風邪をひいた時でも「熱性けいれん」のような激しい症状が発現しにくくなります。

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